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2024年05月02日

ギガスクール構想について

嘉手納町議会議員の新垣貴人です。令和3年3月定例会において、ギガスクール構想について教育行政の現状について一般質問をさせていただきました。

GIGAスクール構想:メリット、デメリット、そして今後の活用方法について、紹介いたします。
なお、嘉手納町ではまだ緒についたばかりであり、今後の取り組みを注視していきたい。
以下、その概要です。
GIGAスクール構想は、2020年から始まった文部科学省主導の取り組みです。全国の小中学校に1人1台端末を配布し、ICT教育を推進することを目的としています。
メリット
個別最適な学習が可能になる: 生徒一人ひとりの理解度や進度に合わせた学習が可能になり、より効果的な学習を促進することができます。
情報収集能力や情報活用能力が向上する: インターネットを活用した情報収集や、情報処理能力の育成を通して、21世紀型スキルを身につけやすくなります。
協調性や問題解決能力が向上する: グループワークやオンラインディスカッションなどを活用することで、協調性や問題解決能力を養うことができます。
創造性を育む: プログラミングや動画編集などの創作活動を通して、創造性を育むことができます。
教員の負担軽減: 資料作成や事務処理などをデジタル化することで、教員の負担を軽減することができます。
デメリット
初期費用がかかる: 端末の購入やネットワーク環境の整備などに、多額の費用がかかります。
教員の指導力が必要: ICT機器を効果的に活用できるよう、教員の指導力向上が求められます。
情報モラルやネット依存症対策が必要: 情報モラルやネット依存症などの問題への対策が必要となります。
格差が生じる可能性: インターネット環境や家庭環境によって、学習格差が生じる可能性があります。
セキュリティ対策が必要: 情報漏洩などのセキュリティ対策を強化する必要があります。
今後の活用方法
GIGAスクール構想を成功させるためには、単に端末を配布するだけでなく、効果的な活用方法を検討していくことが重要です。以下は、今後の活用方法の例です。
個別学習: AI教材などを活用した個別学習を推進することで、一人ひとりの理解度や進度に合わせた学習が可能になります。
協調学習: オンラインディスカッションやグループワークなどを活用することで、協調性や問題解決能力を養うことができます。
プログラミング教育: プログラミング言語を学習することで、論理的思考力や問題解決能力を養うことができます。
探究学習: インターネットを活用した情報収集や分析を通して、探究学習を促進することができます。
キャリア教育: オンラインの職業情報や体験学習などを活用することで、キャリア教育を充実させることができます。
GIGAスクール構想は、教育改革を推進するための重要な取り組みです。課題もありますが、メリットを最大限に活かすことで、子供たちの学習環境を大きく改善することができます。今後は、教員や保護者、地域社会が協力して、効果的な活用方法を検討していくことが重要です。

参考情報
文部科学省 GIGAスクール構想: https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm
総務省 GIGAスクール構想: https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm
国立教育政策研究所 GIGAスクール構想: https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg7/20231102/shiryou1.pdf



Posted by タカヒト at 12:21│Comments(0)
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